赤いマントとは

昭和50年代から60年代にかけて、日本全国の小学校のトイレを舞台に広まった都市伝説が「赤いマント」です。

学校のトイレで用を足していると、天井から声が聞こえてくる。「赤いマントをかけてあげましょうか、青いマントをかけてあげましょうか」

選択肢による結末

赤を選ぶと背中の皮を剥かれて血まみれになる。青を選ぶと体中の血を抜かれて青くなって死ぬ。どちらを選んでも死が待っている。

バリエーションによっては「黄色」を選ぶと助かるとも、「ピンク」を選ぶと便器に引き込まれるとも言われました。

全国への波及

この話は口コミによって驚くべき速さで全国に広まりました。インターネットがない時代に、子どもから子どもへと伝わっていったのです。

地域によって細部は異なりますが、「トイレ」「声」「マントの色の選択」という核心部分は共通しています。

都市伝説の心理学的分析

なぜトイレが舞台なのか。トイレは個室で孤独になる空間であり、子どもにとって不安を感じやすい場所です。また「選択」という要素が「どちらを選んでも助からない理不尽さ」を生み出し、より強い恐怖を生んでいます。

現代での継承

赤いマントは現在でも語り継がれています。地域によっては「赤いちゃんちゃんこ」「赤いはんてん」など名前を変えながら、トイレの怪談として生き続けています。